外国人向けの京町屋民泊の将来性を探る

外国人向けの京町屋民泊の将来性を探る

京町家宿泊イメージ

増加する外国人観光客

外国人の間で京都人気が近年上がってきています。
あるネットサイトでは、一番行ってみたい世界の都市ランキングで京都市が一番になっています。
ざっと年間5000万人を大きく超える観光客が訪れているのです。

だから、市内を歩いてみると、いたるところで外国人、以前は体の大きい欧米人をたくさん見かけましたが、最近はアジア系外国人観光客の姿が良く目につくようになっています。

四条河原町あたりでも、橋の上で大挙して写真撮影をしている団体さんにはいやというほど出会うようになっています。
地元の人間としては、お客さんがわざわざ来てくれてうれしいような、あるいはマナ-をもっと覚えてくれたら助かるのにと複雑な気持ちになることが多いです。

西に行けば著名な観光地として海外にも広く知られる嵐山では、「土日祝は、8割が外国人観光客」(地元住民)といえる状況になっています。
そんな彼らはいろんな観光地、有名なスポットを訪ねて古都の空気を全身に吸い込んで、日本の歴史を体で感じることを非常に楽しんでいるようです。

そんな彼らに人気があるのが京町屋です。
ちなみに、京町家とは、京都市の定義で「1950年(昭和25年)以前に伝統的木造軸組工法で建てられた木造家屋」となっています。要は京都の比較的古い時に出来た家ということになります。

その定義はさまざまで、統一されていませんが、一般的に敷地形状は、間口に比べて奥行き方向が長く、「ウナギの寝床」、「短冊形」といわれ、間取りは通り庭、ミセの間、座敷、坪庭などが必ずあり、限られた空間にいろんな知恵が絞られた作りになっています。

一文字瓦屋根、格子戸、出格子、虫籠窓、土壁などが現在の建物とは全く異なるつくりになっています。
そしてその多くが狭小な路地に面し、隣家と軒を連ねています。

外国人に人気の独特の文化と民泊

この味のある京都独特の京町屋が外国人観光客に大変大変人気があります。
むろん日本人にも人気がありますが、日本の歴史を体感するのに非常に有効なので外国人観光客は京都に来たら、京町屋を見てみたいと思うようです。

くしくも、Airbnbをはじめとした、「民泊」の波が、超人気観光都市の京都にも押し寄せてきているのです。

民泊を設置すると人が来るかということが大きな問題になるのですが、京都の場合観光客はひっきりなしにやってきますから、客が来ない、利用者が途切れるということはなく、日本中の民泊施設で起きている様々な問題がものすごい数で、京都でも発生しています。

京都市の対応

京都市内では、2015年の10月頃から、市内のゲストハウスや、家屋を使った宿泊、そして民泊が市内に増え始め、市議会でも騒音やゴミのトラブルが問題が取り上げられるようになってきています。

そして2016年3月14日には京都市から 「民泊」を利用される皆様へ、「民泊」の提供を予定されている皆様へということで告知文が公開されて行政も混乱を収束する方向に進めるべく動き始めています。

京町屋を民泊として使用することは、観光都市京都としては大変勢いの付く話であるのは、全ての人がわかっていることであります。

それ故、京町屋の将来性を鑑みて、規制を守りつつ外国人観光客が民泊として利用できるようにソフトランディングを是非実現させたいものです。