京町屋は歴史があるとともに、日本の原風景でもあります

京町屋は歴史があるとともに、日本の原風景でもあります

京町家居住イメージ

見直される「和」文化

外国人観光客が増えているおかげで、「和」な文化が見直されつつあります。かつては古臭いと思われていた時期もありました。ですが温故知新という言葉もありますし、何より外国人観光客にとっては京町屋など、和を象徴するものを楽しみたいのです。

「モノからコト」と言われているように、かつて我が国を訪れる外国人観光客は日本の恵まれた物を購入するために訪れていたものですが、近年はどの国も成長。物を買うのではなく、日本文化を経験したい。「どんなコトが楽しめるのだろう」との気持ちで日本を訪れる外国人観光客が増えているのです。

京町屋の歴史と観光資源

そんな外国人観光客から人気を集めているのが京町屋です。日本人が見ても風情を感じさせるものですが、京町屋は歴史があるものですし、地域によっては地域情報を発信する拠点となっている所もあります。京町屋とは、そもそも日本は京都を中心に栄えていました。現在の首都は東京ですが、首都が東京に移されてからはまだ150年程度。ですが京都は1000年以上も都として栄えていたのです。そのため、京都から流行が作り出された、全国に波及したのです。

京町屋もその一つです。かつて我が国は木造建築が一般的でしたが、ではどのような木造が良いのか。都である京都に多々ある京町屋を参考にしたのは言うまでもありません。そのため、全国各地に京町屋をあしらった建物があるのです。風情を感じさせるだけではなく、外国人観光客の増加のおかげで京町屋は観光資源となりつつあるのです。

木造建築と京町屋

京町屋は木造建築ですが、そもそも外国は木造という文化があまりないのです。基本的に古い時代から石でした。ではなぜ日本では木造の京町屋が選ばれたのか。石が貴重なものだった点もありますし、日本は木が豊富でした。また、日本は地震大国です。歴史を見ても地震が多々あるのですが、地震等が起きた際、木造であればすぐにでも建て替えが出来るのです。そのため、京町屋のスタイルが完成していったのです。時の流れと共に、鉄筋コンクリートが増えていますが、鉄筋コンクリートばかりになっているからこそ、京町屋が貴重な物になっているとも言えます。

機能的な面だけで見れば鉄筋コンクリートの方が防災面やスペースの有効活用、コスト。どれをとっても優れているのですが、歴史や風情など、京町屋だからこそ得られるものも多々あるのです。それだけに、日本の原風景との声があるのも決して大げさな話ではなく、特に外国人観光客が多いエリアでは観光資源として有効活用する動きもあるのです。