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『進撃の巨人』第43話 ネタバレ・感想 (3期6話)『罪』気になるアッカーマン一族の過去が明らかに!

 

エレンは轡を噛まされたまま、鎖でつながれ身動きの取れない状態でもあきらめずもがき続けていました。そこにヒストリアが現れ「大丈夫よ、エレン」と声を掛けます。

優しく明るい口調には不安も悲しみも感じられません。ヒストリアの無事に安堵するエレン。

 

「聞いて!私のお父さんはこれまでもこれからも、この壁に残された人類すべての味方なの。わたしたちには誤解があったんだよ。

 

確かに彼らは調査兵団の邪魔をしたし、ニック司祭は殺された。でもお父さんはそうするしかなかった。人類を思ってそうせざるを得なかったの」すると後ろからレイス卿が歩み寄ってくる「ヒストリア、あとは私から説明しよう」

 

(思い出したぞ、俺の最後の記憶は確かこの二人だった。どのくらい時間がたった?兵長、アルミン、調査兵団はどうなってる?この壁、なんだ?うっすら光ってる。時間が全く分かんねぇ。というか、俺は以前ここに来たことがある?)

 

 

「どうした、きみはここに来るのは初めてではない。だが見覚えがあっても不思議ではない」レイス卿はまるで祭壇のように鎖でつながれているアレンのいる高台へとクリスタと登ってくる。(どういう意味だ?)

 

エレンに手を伸ばすレイス卿にまず口頭で説明するようヒストリアは促すが、レイス卿は特にエレンを暴力的に扱うでもなく、

ヒストリアの手も促し、二人でエレンの背中に手を乗せるのでした。「こうしたらから彼は思い出すかもしれない」

 

電撃のようなものがエレンの体中を走り、視界、脳裏には見たことのないはずの景色が走馬灯のように流れ込んできます。

ここと同じ場所だと思われる空洞で祈りをささげるレイス家一家、後ろを振り返り恐怖するレイス家一家の表情、そして怒りを浮かべ手をかみちぎる女性の姿。

彼女は女型の女性へと変化します。(これは俺の見たものじゃない)子供ひとりを握りつぶす自分の手(ちがう)燃え上がる協会(誰の記憶だ)街中で逃げ惑う調査兵団と市民、子供にカギを握らせる大人の手(この鍵!)。幼い自分に無理やり注射をさせようとする大人の手。

 

うずくまりながら巨大化する子供のころの自分が父親に襲いかかります。巨人の眼には父の姿を映した次の瞬間血しぶきとなって消えていきました。白骨化し消えゆく子供の巨人と残された父の腕。そして父のゆがんだ眼鏡を見つめながら涙する自分。「お、と、うさん」

 

うあ―――――――!!!

 

「どうだ思い出したか?父親の罪を」静かなレイス卿の声が、脳裏の映像が真実と語っているようで瞬きも忘れるエレン。そして、何かを思い出して頭を抱えるヒストリア。

 

「すごいよ、ヒストリア!!もうこんなに読めるようになって」「だってお姉ちゃんが教えてくれるから」ヒストリアと黒髪の若い女性は、レイス家領地内の牧場の片隅で、

夕日を背に分厚い本を読んでいました。

 

「あ、ダメだよ、鼻水たらしてちゃ。もうちょっとお何なの子らしくしないと。はいかんで」鼻を噛むことを教え褒めるその姿はまるで実の母のようにも見えます。

「ねぇ、女の子らしくってなに?」「そうねぇ…女の子らしくっていうのは、この子みたいな女の子のことかな」「クリスタ?」指をさされた本の中の少女を見てヒストリアは聞き返します。

 

「そう。クリスタが好きでしょ?クリスタはいつもみんなのことを思っている優しい子だからね。ヒストリアもこの子みたいになってね。

この世界はつらくて苦しいことばかりだから、みんなで助け合って生きて行かなきゃいけないんだよ」「うん、じゃあ私お姉ちゃんみたいになりたい!」「え?!」「大きくなったらお姉ちゃんみたいになれるかな?」「いいよ、いいよ、いいよ!!!

そのままでいいよ」とその黒髪のお姉ちゃんは嬉しさのあまりヒストリアをぎゅーっと抱きしめて、ヒストリアもつかの間の幸せに包まれていました。

 

しかし、「おねえちゃん」はそっとヒストリアと距離をとると「ゴメンネもう行く時間だ。今日も私のことは忘れてね、また会う日まで」と額同士をそっとくっつけます

 

次の瞬間稲光のようなものが脳を駆け巡り、彼女の視界から輝きが消えていきました。ぼんやりとしていると、牧場から離れていく黒髪の女性が見えました。「あれ、あの女の人だれ?」

 

全てを思い出したヒストリアは。姉の記憶を思い出した。「なんで忘れていたんだろう。私に文字の読み書きを教えてくれて、私に優しくしてくれたあのお姉ちゃんのことを」

 

「フリーダ(CV.日笠陽子さん)か?」レイス卿がつぶやきます。「フリーダ?」「その子が、長い黒髪の若い女性なら、恐らくフリーダ・レイス。

 

お前の腹違いの姉だ。フリーダは時折お前に気をかけていたようだな。毎回記憶を消していたのはお前の身を守るためだ」「え?記憶を消す?」不思議な言い回しに首をかしげるヒストリア。「それも、ここで彼に振れたことで記憶の蓋が空いたらしい」

 

「ねぇ!フリーダお姉さんはどこにいるの?」絶望的な感情に襲われるエレン。「私会って直接あの時のお礼が言いたいの。ありがとうって、ねぇお姉さんはどこに」レイス卿も目を伏せ眼勝ちに表情を曇らす。

 

「フリーダはもうこの世にはいない。わたしには五人の子供がいた」レイス卿はそっとヒストリアを抱きしめます「しかし妻もフリーダを含む子供たち5人も五年前のある日ここで彼の父親にグリシア・イエーガーに殺されたのだ」

 

「グリシアは巨人の力を持つものだった。彼が何者なのかはわからないが、目的はレイス家が持っているある力を奪う事。グリシアが求めるその力とはフリーダの中に宿る巨人の力だった。」

 

フリーダの巨人の力は全ての巨人の頂点に立つ存在。いわば無敵の力を持つ巨人だった。だがそれを使いこなすには経験が足りなかったようだ。

 

フリーダはその力の真価を発揮することなく、グリシアの巨人に喰われ力は奪われてしまった。そして彼は我々一家に襲い掛かった。妻から10歳の末っ子、そして長男に至るまですべてを殺し、レイス家を根絶やしにするつもりだった。くしくも私だけが逃げ残ったのだ。

 

絶望するエレンの背中に「どうしてそんなひどいことができるの」と問いかけるヒストリア。

 

そこにイライラしたように登場するケニー。「何をゆっくりくっちゃべってるんだ。外はどえらいことになってんのに」「ケニーか。何が起こった?」

「調査兵団がクーデターを起こし、全兵団が寝返った。王様は偽物だってばれちまうし、お偉方も全員逮捕された。大変めでてぇ状況だよ。

 

ここが見つかるのも時間の問題だ。さっさとやること済ませてくれ」「あぁ分かった。君たち対人制圧部隊は入り口の防御を離れてくれ。儀式を済ませるには君たちがここから離れることが必要だといったはずだ」「なーんだ、王様怒っちまったか?悪かったよ、

何かと心配性なもんでな」慌てて見せるケニーと「ケニー、信用しているぞ、行け」と思ってもいない顔で冷たく抑圧するレイス卿。振り返ると、舌打ちをしてその場を去る。

 

 

時間がないため多くの薪を掲げ、真夜中にも関わらずレイス家領地に向け出立準備を急ぐ調査兵団と駐屯兵団。そこでエルヴィンに声をかけるピクシス指令。「まずい、エルヴィン。王制と王政幹部たちは口をそろえて言いおったわい。

 

 

おぬしとおぬしの父君の仮説通りじゃ。レイス家は都合よく人類の記憶を改ざん出来るというわけじゃ。

 

しかも、やつらを含む一部の血族はそれに影響されないといった口ぶりだったぞ」「!…そんなことが」「エレンの持つ力さえ手に入れれば、

民衆の反乱なんぞこともなしというわけじゃ。その証拠にみな恥ずかしげもなくベラベラとしゃべりおったわい。ぶたれるだけ損というばかりにな」

 

 

「そんな重要な情報さえ、我々はいずれ忘れ去られると」「じゃがまぁ、どのみちザックレーの拷問を受け続けてもその方がましだったと思い続けるじゃろう。わからん奴だ。

あれが、生涯をささげてやりたかったこととはのう」「指令、知っていたのですか。」

 

「ああ、ザックレーの野望に関しては感づいておった。しかし、わしはかけ事は好まん。またおぬしらと違って、人類よりも生き残る人の命の数を尊重しておる。

 

おぬしの提案に乗ったのは、それが人類の選択の中で最善だと思ったからじゃ。その結果王制と争うことになれば、ザックレーと戦う覚悟もしていた」その一言にはピクシス指令の部下たちも息をのむ。

 

「とまぁ、ともに争いをすると決めた我々でさえこのありさまだ。誰かがいつか世の中から戦争はなくなると歌っておったが、それはいつじゃ」その時エルヴィンの部下から準備が整いいつでも出立できると声がかかりました。

 

「人類が一人以下まで減れば人類通しの争いは不可能になります」

「ハハハっ。そんなへ理屈が聞きたかったわけではないわ」エルヴィンの皮肉に笑って返すピクシス指令でした。

 

「総員整列!今より、エレンとヒストリアの奪還作戦に向かう!目標と思われるレイス領地礼拝堂へ向かう!」エルヴィンのマントが大きく風を起こす。

 

「わかったか、切り裂きケニーだ。やつがいればそれが一番の障害になると思え。脅威の度合いで言えば敵に俺が一人いると思ってくれれば、

いや、あの武器がある以上不利だ」その言葉に弱気になる面々。

 

「それじゃ、兵団を待つっていうのは」とコニー(CV.下野紘さん)のおバカちゃんの発言を「絶対ダメ」と即答で否定するミカサ(笑)

「でも、兵長の話を聞く限り弱点がないってわけでもないと思うな」と提案するアルミン。「本当かアルミン!」期待して聞き返すジャン。「うん、訓練には慣れてても実践に慣れてないならなおさら」

 

一方荷台に乗るハンジ、ミカサ、リヴァイはハンジが次の会話を始めます。「しかし一緒に暮らしていてそれだけしかケニーの情報がないってどういうことだよ、リヴァイ」

「悪いな、ケニー・アッカーマンってフルネームもさっき知ったばかりだ。お前の親戚だったりしてな」とミカサに視線を送ります。

 

「生前の両親の話では、父の性アッカーマン家は都市部で迫害を受けていたと聞きました。東洋人である母の一族は人種の違いからか街に居場所を失い、

お互い壁の端の山奥に追い詰められ出会って夫婦となったのです。なぜアッカーマン家が迫害されていたのかは分かりません。

母のように人種的差異があったようにも見えませんでしたし」そういって三人で暮らしていた幼い昔を思い出すミカサに、突然リヴァイが質問する。

 

「お前ある時、いきなり力に目覚めた、そんな経験無いか?」「…あります」

「ケニー・アッカーマンにもそういうときがあったそうだ。ある時突然体中から馬鹿みたいに力がわいてきて何をどうすればいいかわかるんだ。…その瞬間が俺にもあった」 

 

 

 

ケニーは切り裂き道具の研ぎ澄まされた刃に移った顔を見て、昔を思い出していた。

 

「あんたもう死ぬんだろ?」ため息をつくようにベッドに横たわる老人がゆっくりと起き上がる。「ケニーまた憲兵を殺したのか。」

「この辺を嗅ぎまわっていたやつらなら畑の肥やしになったぜ。…分家の方だが、東のシガンシナ区に越していったそうだ。ただそこにも邪魔するやつらが現れて、

どうやら貧しいままのようだ。いったい、どうなってる。昔は王家側近の武家だったっていう話じゃねぇか。それが今や、根絶やし寸前だ。いったい何をやればここまでうらまれる。なぁ言えよ、孫がかわいくないのか。」

 

「ふふ、あの可愛かった孫が、今じゃ都の化け物切り裂きケニーか。…王はアッカーマンを恨んではおらん。恐れているのだ。アッカーマン家だけは操ることができないから。」

 

「あやるつ?」「わしとて全てを知るわけではない。

ただ確かなのはアッカーマン家がかつて王政の懐刀であり忠臣の一つであったという事だ。そして王政は巨人の力を代々受け継ぎ保持しており」

「はぁ?!」「その巨人の力は強大で、人々の記憶を改ざんできる。一部の血族を除いてな。その中で王制に背を向けたものがあった。それが東洋の一族とアッカーマン家だ」

 

「だから迫害を?…メイドの土産にならん話だとは思うが、やっと妹を見つけた。地下の娼館で働いてたよ。憲兵の子を身ごもってな。それを産むって聞かねぇんだよ。こんな糞みたいな世界に生まれたってどんな夢が見られるっていうんだよ。」

 

協会につくと、絨毯の下から隠し扉を向付けるハンジ。「あった、隠し扉だ。エレンたちもここを通ったはずだ。私が想像した通りの地形だといいんだが…」

 

 

洞窟の入り口から死角になる場所に足場を作り待ち受けるケニー班。カーフェン(CV.寺依沙織さん)は数の減ったメンバーに語り掛けます。

「敵は少なくとも七人以上。その中に当然リヴァイも含まれる。知っての通りリヴァイは完全な奇襲を受けたうえで、我々の仲間を12人も葬った。

我々中央本部も王制も制圧されちまったらしいじゃないか。厳しい状況だよ。この狭い世界じゃ、投降したところで、死んだ方が楽っていう未来しか残ってないだろう。

 

でもそれって、この壁の中で生きている限り同じ事でしょう?!かないっこない敵がいて、壁の中でいつ襲ってくるかわからない。わたしたちが憲兵をえらんだのも、中央憲兵でケニーのもとについたのも、その無意味な世界と無意味な人生に意味を見出すため。なら、最後まで信じてみよう。この盤上ごと世界をひっくり返すっていうケニーの夢を!」

 

 

 

「よし準備整いました」アルミンが特製の装置の設置完了を告げると、リヴァイが「どうだ、覚悟はできたか、手を汚す覚悟は」

と一人一人の顔をうかがいますまだ成人にも満たないリヴァイ班の面々は緊張してはいるものの、各々の中で覚悟はついているようでした。「よし、大丈夫なようだな」

 

 

再び画面が地下洞窟へ移るとケニーは口に笑みを迎えたままどこかへ歩いていくのでした。

 

 

さて、今回はここで終わり。楽しい楽しいバトル回は次回持ち越しです。立体起動装置VS対人立体起動装置。

 さて、今回伏線回収もたくさんありましたけれども、また伏線ひかれちゃいましたね。どうしてケニー・アッカーマンの祖父は記憶を消されているのに、

昔のことを知っているのかな~。王の血族ではないですものね。

 

東洋の一族も謎~。ミカサにはアッカーマン家と東洋の一族っていうすごく重要な二つの血を持ってるのよねー。さすがヒロイン様。

ちなみに、下野さんの名前を書いたのは、前書いた記憶が無いくらい3期でのセリフが少ないからです。ウフフ。殺伐としてきたので、ミカサやヒストリアの声がすごく潤してくれるんですけれども、

カーフェン演じる寺依さんの声もものすごくあっていてグッと気持ちを持っていかれますね。次回のバトル、本当に楽しみです。